効果について

効果が実感できるまで

経過は、脂肪吸引の部位や個人差もあるので、早く完成する人もいれば、時間がかかる人もいますが、一般的な脂肪吸引の経過は以下の通りです。徐々に細さを実感できますが、ドクターの完成目標まで正しく圧迫などのケアを行うことで細さだけでなく綺麗な仕上がりを実感して頂けると思います。

■術後すぐ

術後1日のみ包帯で圧迫します。この圧迫を除去した時点で細さの実感がある場合がほとんどです。しかし、ここから腫れが出現しますので、少しゆったりとした服装がよいでしょう。

■術後1週間~

術後1週間を目安に抜糸を行います。徐々に腫れや出血は治まり、麻酔液も吸収されていきますが、まだ患部はむくんだ状態が続きます。痛みなどはほぼ無くなりますが、見た目で細さを感じるにはまだ実感はしにくい時期だと思います。また、2週間くらいすると内出血が残っているのが気になられる方がおられますが、徐々に薄くなっていきます。軽い運動などは大丈夫ですので少しずつ様子を見ながら始めていきましょう。日によってむくみやすかったり、調子が良かったりとまだ不安定な時期ですが徐々に細くなっているのを感じていけると思います。

■術後1ヶ月~

術後の1ヶ月検診にきていただきます。この頃にはむくみや痛み、内出血などはなくなり手術前より細くなったのを実感できると思います。患部の硬さやつっぱり感(拘縮)が残り、気になられるかと思いますが、通常の経過となりますのでご安心ください。

■術後3ヶ月~

術後3ヶ月でもう一度検診に来ていただきます。この時に診察・問診で特に問題なければ完了となります。この頃には細くなったことにも慣れて自分らしいライフスタイルに戻っておられると思います。何か気になること等ございましたらどんな小さなことでもお尋ねください。完了となった後でも心配事や相談事などございましたら随時対応させていただきます。

より美しく効果を感じるために

■圧迫の大切な役目

脂肪吸引において手術後圧迫を行います。術後の痛みの中、面倒に感じるかと思いますが、この圧迫にはたくさんの役目があります。

  • キレイ全体を均等に
    圧迫した場合
  • いびつ均等に圧迫
    しなかった場合
痛み、炎症、
内出血の緩和・予防
脂肪を吸引した後に隙間が出来ている状態なので、その状態で体を動かすと患部が刺激し合い、痛みや出血が出やすくなってしまいます。圧迫固定を行うことで刺激を減らし、新たな内出血を防ぐことができます。
むくみ解消・予防 むくみの原因は体内に残った麻酔薬や、炎症を抑えるためリンパ液が多量に分泌される事によって起こります。リンパ液が増えすぎると血液循環が悪くなるため、体の回復も遅れてしまいます。圧迫固定をすることで水分の排出を促し、むくみにくくします。また、むくみがひどいくなるとむくみが治まった後、皮膚が収縮できずに伸びたままたるみになってしまうことがあるので積極的にむくみ解消をしましょう。
ボディラインの維持 ダウンタイムの間にしっかり固定をしないと脂肪吸引後の隙間に余分な線維組織が出来てしまい、皮膚が収縮しようとしても邪魔になりうまく収縮できません。また、圧迫は締め付ければいいというわけではなく全体を均等に圧迫固定することでボディラインを固定し、綺麗なラインを保つことができます。

■傷口のケア

吸引口の色素沈着や傷口が盛り上がったりなど、どちらも時間経過で目立たなくなっていきますが、ライフスタイルや体質などで残りやすい場合もあります。傷跡は動きの大きな部分や摩擦による刺激などで目立ちやすくなるので、治る過程でかゆみが起こった時も、こするなど強い刺激を与えないことが大切です。色素沈着は太陽光に当たると悪化しますのでUVケアを入念にし、気になる場合は美白剤の使用も考えましょう。